本文はじまり

白川ぐり茶 手もみ茶の味わいを再現

復刻 白川ぐり茶 手もみ茶の味わいを再現

忘れ去られたお茶 手もみ茶の味わいを再現したい
昔は白川のどの家庭でも手もみによって 「我が家のお茶」を作っていました。その形状はくりくり縮れた茶葉の形から「ぐり茶」 とも呼ばれていました。
機械によって製茶をする今となっては、きれいにまっすぐ整えられたものが“お茶”の主流となっています。
「今では忘れ去られたお茶・手もみ茶の味わいを再現したい」
そんなお茶職人の一心で出来上がった 『復刻 白川ぐり茶』
やや渋みと苦味のある本来の味を生かしつつ、深みがありバランスのよい味わいに仕上がっています。さっぱりとしたさわやかな後口が、食事やお菓子によく合うので、普段づかいに大変おすすめです。
白川ぐり茶の写真
平成21年7月商品化 写真
ぐり茶とは 蒸し製玉緑茶
名前と茶葉の形状から日本茶ではないような不思議な味を想像してしまいますが、いたって普通の日本茶(緑茶)です。正確には「蒸し製玉緑茶」という種類に区別されます。茶葉も煎茶と同じ茶葉を使用しています。では、他の茶葉と何が違うのかと言うと、「荒茶製造工程」の違いです。
通常、煎茶では茶葉の形をまっすぐに整える精揉(せいじゅう)という工程がありますが、“白川ぐり茶”の場合は、この工程が一切無いのです。その結果、お茶の葉があまり崩れることなく、形状は勾玉のようにカールした形になります。
抽出後の茶葉
▲抽出後の茶葉
お茶の葉の形が残っていることが分かります。

発売当初から現在まで、茶葉を見て、実際に試飲していただいて、「懐かしい」「よく手伝わされた」「小さい頃家族みんなで筵(むしろ)の上で作った」等、50代以降のお客様からのお声を本当にたくさんいただきます。
最近では伊豆の名産のように販売されていますが、「ぐり茶」はお茶処では「昔の我が家の味」だったことを実感しています。



インターネットオンラインショップ はこちらより →→→オンラインショップ