本文はじまり

こだわりへのきっかけ

安全を求めた十年来の夢がやっと形になりました

有機栽培茶は、お客様の一本の電話をきっかけに生まれました


「孫に飲ませるのに、安全で無農薬のお茶はありますか?」

電話口の言葉に、私は、はっとしました。かれこれ十五年前のことになります。
その日から「安全な商品を出すために協力してほしい」と、
お茶農家へお願いに回る日々がはじまりました。

けれども、茶の木はとてもデリケートな植物であり、農薬や化学肥料などを使わずに育てることは、並大抵の苦労ではありません。
だからこそ、農薬も化学肥料も使わないお茶づくりなど、
当時は考えられないことだったのでしょう、誰ひとり賛同する人はありませんでした。
それでもと思い、時間を見つけては生産農家の方々へお願いに回りました。

「安全なお茶」を求めたある日のお客様の言葉がどうしても頭から離れていきませんでした。

願いが通じたのは、お願いを始めてしばらくしてからでした。
足繁く通ったある高齢の農家の方に、
「化学肥料を使わないと成長が遅いし収穫量も減る。農薬を使わんと手入れに倍の手間がかかる。
そやけど昔はそんなもん使わんでもお茶ができた。そこまで言うのなら、試してみるか」と、
やっとのことで言っていただけました。
これで光を見出した私は、説得の言葉にも力を得て、何軒かの農家の協力を取り付けることができたのです。

農薬不使用の有機栽培への取り組みが始まりました。
さすがに初めは収穫量・質とも思うようにはいきませんでした。
しかし、年を重ねていくと意外な変化が見え始めたのです。
お茶の木が、本来持つ自然治癒力を徐々に発揮し始め、多少の病虫害には負けないようになってきたのです。
新芽も力強いものになってきました。

ある時、このお茶を専門機関で分析してもらいました。
するとどうでしょう、有効成分が化学肥料で育てた一般のお茶よりも高い数値を示したのです。
そして一番驚いたのは、お茶の香りです。
昔の白川茶を知る当社の会長が、このお茶を「最近のお茶の中で一番白川茶らしい香りだ」と評しました。
白川茶本来の芳醇な香りは、農薬を使用しないで栽培した有機栽培茶にあったのです。

商品化までに十年。
たび重なる法改正などにより、認可取得に時間がかかりましたが、
平成十四年十月二十四日から正式に販売できるようになりました。
まだ限られた量しか生産できませんが、ぜひこのおいしい白川茶を飲んでみてください。
白川園本舗は有機栽培茶の増産に全社員で努力いたします。



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JAS有機農産物|株式会社白川園本舗 有機認定番号:製造-006